「高子二十境」めぐり お薦めコース 

  二十境各名称

  その一 平地コース  所要時間 約1~2時間

 「高子二十境」の主要な場所を巡るコース。平地コースと言っても、小さな低い丘陵は登ります。ゆっくり周れば約3時間。
 阿武隈急行電車「高子駅」で下りて、先ずは八幡神社を目指してください。八幡神社のある小さな山(高子山)の上に丹露盤、玉兎巌、長嘯嶺、龍脊巖、採芝崖、帰雲窟の六境があります。山を西へ下ったところが将帰阪です。ここから東南へ小丘を登り、さらに西へ進むとその頂上が狸首岡です。ここから来た道を戻り、将帰阪へ下りずに南側へ下り、阿武隈急行の線路を東南へ越えると隠泉があります。人家が密集しているのでご迷惑にならないよう気をつけてください。隠泉から反時計周りに細道を進むと、高子沼が見える道に出ます。見えたら、高子沼を目指して下ってください。次に高子沼こと高子陂の北岸を丘陵伝いに、あるいは沼岸伝いに東へ進むと拾翆崖へ出ます。これで約1時間くらいかかります。ここから南方に走馬嶺、白鷺峰、う山などの山が見えますが、これらには登らず、返照原を進み、禹父山へ向かいます。禹父山はほんとに小さな低い丘です。ここから南へ愚公谷の浅い谷が延び、北へもそれが延びて岩谷の沼へ続きますが、今回は北へ進み白雲洞へ向かいます。道は国道を進むのもいいですが、危険なので、高子ハイタウン内を北進した方が良いと思います。そして阿武隈急行の線路の手前を右折して岩谷山すなわち白雲洞へ向かってください。淡島神社が見えたら、そこが白雲洞の登り口です。百庚申が両側に並ぶ石段を登っていってください。さうすると小さな小さな岩山が見えてきます。これが白雲洞です。この岩山を北へ越えていくと、小性山すなわち古樵丘に至りますが、その道はありません。ですからいったん石段を下り、高子ハイタウンの方へ戻って、北へ進み古樵丘の小丘を眺めてください。淡島神社入口から東へ少し進むと岩谷沼に出れますので、ここで眺めるのもいいでしょう。

 

 

 

丹露盤 二十境の第一 丹露盤

   北側の小道から見上げると、丹露盤と玉兎巖が見える。

 

 


  熊阪家の墓地が将帰阪の上に見える。

 

 

二十境 高子山の龍脊巖・採芝崖付近から狸首岡を望む
 左方の高い山は白鷺峰である。

 

 

 

 その二 山コース  所要時間 約1~2時間

 走馬嶺、白鷺峰、う山は比較的険しい山なので、平地コースとは分けて登るのがお薦めです。登る順序としては白鷺峰から登ります。国道沿いに西へ進み高子荘をすぎるとすぐ、急勾配の坂道が左手にあります。幅1mもない狭い登り道で、じぐざぐに登りますが、途中で道がなくなります。笹薮を少し無理して進むと車道に出ます。実は国道を時計の針と反対の左周りにさらに進むと左の山道に入る車道があります。この車道に出るわけです。車道から登った方が便利かもしれませんが、先ほどのじぐざぐ道を登ると素晴らしい高子沼の絶景が楽しめるのです。さてこの車道はまっすぐに直進すると行き止まりになります。気をつけてください。車道を横に突っ切って南へ登る山道を探してください。この道を見つけたら、後は簡単です。多少じぐざぐしながら30分も登ると白鷺峰の頂上です。残念ながら頂上からの眺めは立ち木が邪魔して良くありません。頂上ではぜひ出羽三山の小祠を見つけ出してほしいと思います。この辺で休憩をとり、次に尾根伝いに東へ進んで山を下りてください。道に迷うかも知れませんが、やがて県道に出ます。そこが走馬嶺です。ここでは比較的大きな馬頭観音碑がありますので、ぜひ見つけてください。探し当てたら、今度はさらに東へブドウ畑のある丘陵を登ってください。頂上へでると見晴らしが最高です。このあたりが「う山」です。さらに道なりに東へ進むと、愚公谷が眼下にみえる場所にいたります。この谷に向かって下りて行ければ良いのですが、残念ながら道がありません。お願いして畑の中を通らせてもらえれば愚公谷へ下りるのも可能ですが・・・。もう一つの道は東へ尾根を直進して竹林の中を通らせていただき、高子団地へ下りていくか、あるいは走馬嶺へ引き返し、高子駅方面へ戻るしかありません。

 白鷺峰の山上に羽黒山・月山・出羽山の出羽三山が祀られている。覇陵は「羽黒」をもじって「白鷺」とした。
  
 「走馬嶺」はここに走る馬の形をした岩があったから名付けられたという。「う山」は雨乞いに関連する。近くに雨乞山があるのだろう。
 
二十境 愚公谷の岩谷沼を阿武隈急行が走りぬける。
 
 

 白雲洞

 

 

白雲洞 白雲洞
                      白雲洞

 

 
 二十境の第20番 古樵丘 
     昔は山上に赤い岩があったが、今は崩れて、見えない。



 次の二つの「熊坂神」は高子地区外にあるので、別の機会に周ってもいいだろう。
 

 

   

               二十境案内図

案内図 
 



◎参考書:「「高子二十境調査報告書」(高子二十境調査隊編・発行)、「ふくしま伊達の名勝 高子二十境 ~高子熊阪家と白雲館文学~」(松浦丹次郎著)

高子熊阪氏

伊達の香り

 ◎高子二十境のボランティアガイド 
  「福島伊達の名勝 高子二十境」の著者 丹次郎氏がご案内いたします。
     ご希望の方は「伊達の香りを楽しむ会」へご予約願います。
      Eメール doryusha@yahoo.co.jp    
       TEL 080-3142-0993
       伊達の香りを楽しむ会


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